上田市立塩尻小学校の千野周先生が、普通のマスクをしたままでもリコーダーや鍵盤ハーモニカが演奏できるグッズを考案されました。
千野先生のマスクをしたままリコーダーを吹く工夫について,教育音楽11月号にも掲載されています。
実際に千野先生が様々な材料を試してみて,これが良かったというものを紹介してくださいました。参考にしてください。
吹き口の作り方 ~参考材料と費用~ 購入した物品と購入先,取れる分量と一人当たりの金額も一覧になっています。
「教育音楽 小学校版」2020年8月号に掲載された,神奈川県横浜市立桜丘小学校の校長先生をされている後藤俊哉先生の書かれた記事です。
「『リコーダー』と『歌唱』活動は本当に危険なのか」というタイトルで,楽器メーカーなどから出されている研究結果や,文科省のガイドラインから,今何ができるのかを考察されています。
後藤先生と音楽之友社さんのご厚意により,転載させていただいています。
「#コロナ下の音楽文化を前に進めるプロジェクト」より,クラシック音楽演奏・鑑賞にともなう飛沫感染リスク検証実験報告書がリリースされています。
各楽器別のデータなど107ページにわたる詳細なものです。今後の活動の参考になるかと思います。
佐久教育会音楽科研究委員会(委員長:中込中学校 山口昌浩先生)では,6月の本格的な学校再開に向けて,感染防止の取り組みや,音楽科で行っている授業の工夫,活動の工夫,悩みなどを取りまとめました。
中学校教材「浜辺の歌」での授業場面を例とした展開例です。
題材名は,「曲想を感じ取り,形式を生かしてふさわしい表現を工夫しよう」で,歌唱表現を行わずに「浜辺の歌」を工夫して表現する活動の例が載っています。
スズキ楽器製作所さんでは,鍵盤ハーモニカを使ってロングトーン,タンギング,曲奏法時の飛沫の飛び方を発声(声)の飛沫の飛び方と比較しています。
今回の実験条件下では,鍵盤ハーモニカ演奏時に飛沫はほぼ拡散されなかったとのことです。
ヤマハさんの行った,管楽器や鍵盤ハーモニカなどの飛沫の飛散状況を可視化する実験の様子です。
フルート,アルトサクソフォン,トランペット,ソプラノリコーダー,鍵盤ハーモニカについて,くしゃみや発声と比べ,飛沫の飛散距離や左右への広がりなどを観測しています。
今回の実験条件下では,楽器演奏による飛沫の飛散距離と左右への広がりは,くしゃみ,発声と同等以下であることが観測されたとのことです。
【新型コロナ対策で日々の音楽の授業にお困りの先生方,必見‼】
研修委員長 臼井学先生から,新型コロナウイルス感染予防を考慮した”歌唱及び吹奏楽器の指導について”資料をご提供いただきました。
日本音楽教育学会では,新型コロナウィルス感染症対策「音楽教育支援プロジェクトチーム」が立ち上げられ,最新の情報が掲載されています。
プロジェクトチームのリーダーは,本学会研究委員長の齊藤忠彦先生です。
aulosのトヤマ楽器さんより,リコーダー演奏時の飛沫の拡散の様子を可視化した実験の様子や,その結果を踏まえた感染対策についての情報があります。
自宅での学習で利用できる音源の公開をしています。また,音楽科における活動の制限に対する活動の工夫や,指導計画に関する情報もあります。
臨時休校に伴う4月以降の授業対応について【中学校】
【小学校】
授業再開後の感染防止に配慮した展開事例を含めた指導事例集が公開されています。
学習活動の重点化に関連して,指導計画の入れ替えや家庭でできる活動例などが公開されています。
音楽科における活動の制限による指導計画再編のための資料や,休校中の指導内容の扱いに関する資料があります。
小学6年生・中学3年生の臨時休業開けの年間指導計画の例が示されています。
家庭学習の支援のため,各学年,各教科の授業の動画を公開しています。
家庭での学習に役立つリンク集です。他にも文科省のHPでは,学校再開のガイドラインや国の対応について等,多くの情報が掲載されています。
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